結婚した夫婦

二次大戦中、「産めよ増やせよ」という標語で国家が多産を奨励したこともあり、たしか十人以上子供のある家は国策にそった家ということでりっぱな表彰状をもらったものだった。婦人雑誌の巻頭のグラビアなどに、よくそういった子だくさんの家庭の写真が飾られていたりした。夫婦間で問題が発生したら、このように解決までは精神的にも肉体的にも大変ですので、出会いアプリ おすすめ で、相性ピッタリの結婚相手を見つけましょう。もちろん、これは人間の消耗の激しい戦争を遂行するため、多くの兵士、労働者を必要としたからだろうし、また、満州、南方に植民地を増やすためにも人的資源が一人でも多くほしかったからだろう。ところが、戦争が終わったとたん、今度は一転して国の方針が産児制限に変わってしまった。戦後の食糧危機がこうした考え方に一層拍車をかけたことは事実だが、わずか十年かそこらのあいだに、まったく逆の政策を押しつけられた国民のほうこそいい面の皮だった。しかし、あれからもう三十数年、少なく産んでりつばに育てるという考え方は、すっかり国民のあいだに浸透し定着してしまったようだ。今では一組の夫婦に子供が一人か二人の家庭が一番多い・ぼくの小学校時代、地理の先生がフランスのことを話されて、「この国は、日本などにくらべると出生率が非常に低く、そのかわり老人の数が多いのです。こういう国は、だんだん国民の数が減っていって、今に滅びてしまいます」といっていたのを、今でも思いだす。インドのような爆発的人口増加とそれにともなう貧困の悲惨さは、日本としてはどうしても避けなければならないが、だからといって、一組の夫婦に一人か二人の子供というのも、将来のことを考えるとちょっと不安な気がする。

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